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デバイスエミュレータの保存状態ファイル(dessファイル)

Windows Mobileバイスエミュレータのdessファイルがでかいので、お掃除したいと思って調べたメモ。


MSDN より。

保存状態ファイル
ユーザー固有の保存状態ファイルは、既定で drive:\Documents and Settings\username\Application Data\Microsoft\Device Emulator に保存されます。
グローバルの保存状態ファイルは、drive:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\Device Emulator に保存されます。

Vista の場合は、
ユーザー:drive:\Users\username\AppData\Roaming\Microsoft\Device Emulator
グローバル:drive:\ProgramData\Microsoft\Device Emulator


ユーザーの dess は、よく使っているものは致し方ないとして。
グローバルは作った覚えがないので消せるかな?
私の場合、グローバルの dess は 14 個、444MB あります。


グローバルの dess ファイルが、おおもとのエミュレータイメージかと思ったのですが。
先の MSDN によると。

既定では、イメージ ファイルは drive:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\SmartDevices\Emulators\Images に保存され、.bin という拡張子が付いています。

とあるので、つまり bin をとっとけば、作った覚えのないグローバルの dess は不要かな?


もっとよく読むと、
「bin より dess からの起動の方が速いので、一部のエミュレータイメージはあらかじめ既定のdess を持っている。」
とのこと。
バイスエミュレータの 2.0 から、コールドブートがぐんと速くなったのはこのおかげだったんですね。


bin はクリーンなファイルシステムのイメージだけで、dess は実行メモリの状態まで含むそうです。
つまり、bin でブートすると、コールドブートプロセスのすべての処理を実際に行うので時間がかかると。
既定の dess は、ブートプロセスの処理が終わった時点でのファイルシステムと実行メモリの状態を含むので速い、というわけですね。


なるほどー!ひとつ賢くなりましたっ。


で、結局、グローバルの dess はコールドブートで使われるので、消せないですね。orz
消しても、コールドブートが遅くなるだけで、エミュレータが動かなくなることはないでしょうが・・・。

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