Boot Camp で VHD ブート
Boot Camp 環境で Windows 7 の VHD ブートにチャレンジ
Mac mini に Boot Camp で Windows 7 をインストールできました。(当り前か^^;)
そこで今回は、いよいよ Boot Camp の Windows 7 で VHD ブートにチャレンジします。
VHD ブートについては Mac mini 購入前から気になっていて調べたのですが、いくらググっても Boot Camp で VHD ブートの事例は見つけることは出来ませんでした。
なので今回は Boot Camp パーティションはもちろん Mac OS の再インストールも覚悟の上でのチャレンジです。^^;
VHD ブートの参考にした手順はこちら。
通常の Windows パーティションのみの場合の手順ですが、Boot Camp パーティションが優先ブートになっていれば、論理的には同じはずです。
上の COMPUTERWORLD.jp の記事では、以下の3つのシナリオが紹介されています。
仮想マシンの VHD を使って起動する
仮想マシンの VHD を使って VHD ブートするメリットとしては。
Virtual PC へのインストール時には HDD 上の ISO イメージを直接マウントしてインストールできるため、DVD より高速かつ DVD を焼く手間がないというメリットがあります。
Virtual PC から OS やアプリを高速インストールして、VHD ブートで実行も高速に!
というのがベストなシナリオです。
上記の手順どおりに、Boot Camp パーティションに VHD ファイルを置いて、ブートエントリを BCDEDIT で作成しました。
BCDEDIT /copy {current} /d "Windows 7 Test (VHD)"
BCDEDIT /set {<エントリID>} device vhd=[c:]¥VM¥.vhd
BCDEDIT /set {<エントリID>} osdevice vhd=[c:]¥VM¥.vhd
BCDEDIT /set {<エントリID>} detecthal on
Virtual PC 2007 で作成した Windows 7 RC の VHD を使用したのですが・・・。
ブート時にブルースクリーンが表示され起動できません。orz
結局ブルースクリーンを回避できず、最終的には仮想マシンの VHD ブートは断念しました。
ブルースクリーンのエラーは、記事と同じ 0x0000007b 。
Mac mini の HDD は SATA ですので、下記と同じ対処、つまり SATA のドライバを有効にしたのですが、解決せず。--;
まぁ、多分他にも足りないデバイスドライバがあるんでしょうが、それを追究するよりも、確実そうな次のシナリオにチャレンジするのが得策と判断しました。^^;
Windows のバックアップイメージを使う
このシナリオは採用しませんでした。
というのは、今回の VHD ブートの目的は、新しい OS や新しいアプリのクリーンな検証環境を Mac mini の Boot Camp 環境でも確保したい、ということだからです。
具体的には、直近であれば、Office 2010 や Visual Studio 2010 が対象。将来的には Windows 8 も・・・。
バックアップイメージで VHD ブートできても、SID の問題もありますし、新 OS には無意味だ(新規にインストールできないと意味がない)からです。
新規作成したVHDに直接インストールする
新規 VHD の手順はこちら。
Windows 7 新規インストールの最初で、コマンドプロンプトから VHD を作成・アタッチして、そのボリュームにインストールすることになります。
今回は Windows 7 のインストール DVD を直接ブートするのでなく、Mac OS の Boot Camp アシスタントからインストール DVD をブートする方法を取りました。(Boot Camp 環境としては、この方が正しい手順と考えたので)
それ以外は、上の COMPUTERWORLD.jp の記事の手順のままです。(画面ショット付きの詳しい手順が載ってます。)
※Boot Camp パーティションが優先ブートになっている状態であれば、直接 インストール DVD からブートしても大丈夫とは思いますが、試していないのでなんとも。^^;
- Windows インストーラの初期画面から、「コンピューターを修復する」を選択。(インストール先は適当に選んでOK。)
- 「システム回復オプション」のメニュー画面からコマンドプロンプトを起動。
- コマンドプロンプトから DISKPART を起動して VHD を作成・アタッチ。
- コマンドプロンプトを閉じて、「システム回復オプション」を閉じる。閉じる際には必ず「×」ボタンで!
- インストーラの起動画面から、「今すぐインストール」をクリック。
- 「カスタム」を選択。
- インストール先として、先ほど作成したボリュームを選択。(選択した際に、「このディスクにはインストールできない」というメッセージが表示されるが、無視してOK。)
- その後、通常のインストール。
これで、ばっちり VHD ブートできました!^^)/
Boot Camp パーティションからブートすると、ちゃんと Windows のブートマネージャが表示されて、起動ボリュームを選択できます。
VHD ブートすると、親の NTFS ボリュームは D ドライブにマウントされます。
19.5GB の C ドライブが VHD ボリューム。165GB の D ドライブが VHD ファイルが配置されている親のボリュームです。
ん? VHD ブート時には、Mac のボリュームが見えなくなってますね!
取りあえず VHD ブート時のエクスペリエンスインデックスを・・・。
と思ったのですが、残念ながら、VHD ブートではディスクパフォーマンスの計測を拒否されました。他のスコアも真っ白に。orz
それではと、CrystalDiskMark 3.0 Beta 3 で計測。
VHD ブート | 通常ブート |
---|---|
?ディスクのパフォーマンスは VHD の方がやや上回る結果に!
なんで???
容量可変 VHD の作成
COMPUTERWORLD.jp の記事では、DISKPART の CREATE VDISK はデフォルトで容量可変になると書かれていますが、私の環境では容量固定になってしまいました。(20GB を確保するのに、十数分待たされました^^;)
ヘルプを見ても、私の環境では、
と、デフォルトで FIXED 容量固定となっていました。(RC と RTM の違いかも)
実際に CREATE VDISK する際には TYPE=FIXED か EXPANDABLE かを明示的に指定した方が良さそうです。^^;
Boot Camp 環境で Windows をマルチブート
これで、Boot Camp 環境でも、Windows をマルチブートできることが確認できて、大満足です!
ま、VHD ブートできるのは、Windows 7 と Windows Server 2008 R2 以降ですけれど。
今回はお試しだったので、Windows 7 32bit をインストールしましたが、最終的にはこのボリュームをつぶして、可変ボリュームで Windows 7 64bit をインストールするつもりです!
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学生は Mac と iPod を買うと、iPod 分が返ってくるそうです。うらやまし。
<Mac&IPod学生キャンペーン開始>